カトリック精神による『こころの教育』 言語

当園が目指す「いのちの教育」は、敬虔なカトリック信者であるマリア・モンテッソーリが確立したモンテッソーリ教育によって支えられています

言語

言葉の発達は、その子によって時期がさまざまです。まだ興味が湧いていない子に、無理やり押し付けるということはよくありません。他のお仕事と同じように、言語との関わりも子どもたちが自分で選んだ「その時」が、自然なきっかけとなります。

つくし野天使幼稚園では、モンテッソーリの教えに基づき、子どもたちが言葉に興味を持つ時期に合わせて、みずから学んでいきます。教具や職員とのやり取りを通して、徐々に「言語」との関わりを深めていくのです。

モンテッソーリの言語教育は、母国語を正確に理解し、母国語で表現する能力を養うことを目的としています。その内容は、「話し言葉」と「書き言葉」に分かれます。「話し言葉」は、生活環境の中で吸収して身につけていくものです。

モンテッソーリ教育では、「文字」を無理なく習得するためのきめ細かいステップが体系化され、たくさんの言語教具を整えています。たとえば「絵あわせカード」という教具では、「これは、りんご」「これは、バナナ」と言いながら、同じ絵柄を揃えたり、名前を表す言葉のカードを並べるなどして言葉を増やしていきます。子どもたちの「これなあに?」という質問の嵐も、言葉の発達のまっただ中にいるからこそ。こういった準備期間とも呼べる活動がベースとなり、子どもたちは次第に文字への興味を持ち始めます。

言語に関する教具は、他にもたくさんあります。「絵あわせカード」、「砂文字板」、「鉄製はめこみ」などを通して、子どもたちは段階に応じていろいろな体験をします。たとえば「書く」という行為一つをとっても、「鉛筆を持って動かす」という運動的な側面と「文字を認識する」「言葉として認識する」というさまざまな側面とが一体となったものです。こうした教具を通して、「書く」さらには「読む」といった一つの行動として体得していきます。